土曜日, 12月 30, 2006

ブラジルの余波

乗員乗客154名全員死亡とピカピカの新造機の墜落という最悪の事故になったゴル航空機墜落事故。それに続く原因調査の混乱。
事故の原因はまだはっきりはしていないらしいが、生還したレガシー機にあるのではないか、との見方が一般的なようだ。しかし、このような事故はひとつの原因で起きるようなものではなく、必ず原因が他にもある。そのひとつが管制ミスだ。今回の管制ミスでも支持間違え、便名間違えなどが発覚している。しかしやり玉に挙げられた管制官たちが激怒。ほぼストライキ状態となりブラジル全土で便数が激減する異常事態になってしまったのだ。管制官たちの主張は、あまりにも過酷な労働条件で、それを強いておきながら責任を押し付けるなんてふざけるな、というのが主な趣旨です。
誰が悪いとか正しいとか言うつもりはないのですが、ブラジルに乗り入れているのはブラジルの航空会社だけではありません。JALも少なからず足止めをくらったり、欠航したりしたようです。国際社会の中で最低限の義務を果たさないとブラジルの発展は望めないでしょう。せっかくBRICsの一角なのですから。

ブラジルといえばヴァリグ・ブラジル航空ですが、こちらも青息吐息。一応引き受け先は見つかったようだけれど、こちらも便数が激減。その余波でスターアライアンスからの07年1月末の脱退が決定。ライバルの力がかなりついてきたスタアラにとっては痛い打撃です。南米路線を確保するために新たな航空会社を見つけなければなりません。アライアンスの負の面が出たということでしょうか。ひとつの航空会社の負が他の航空会社に負のイメージを連鎖させてしまう。

いったいブラジルという国の航空業界はどうなっていくんでしょう。

月曜日, 12月 25, 2006

おお、やるなANA


なんだか日本の航空会社はイマイチ戦略的に中途半端でいかんなぁ~と前々から思っていたのですが、今日久々に”なぬぬ”と思わせるニュースが入ってきた。というかこれはもう皆さん知っていたのか?
それはANAが737-700ERを使用して「ANA BusinessJet」なるものを名古屋=広州線に来年から投入するというではないか。ビジネス客をターゲットにした高級路線ですよ。

ご存知のように航空業界は二極化中。日本はどうも中立的なんですけど・・・
格安航空会社は大人気の割りに利益を出すのが大変そうなイメージがありますが、高級路線はとてもいい商売な感じがしますね。バージンアトランティックやエミレーツなどなんかうまいことやってるような気がするんですけどどんなもんでしょう。やっぱりブランド戦略は重要なんですな。
そういう意味でANAのビジネスジェットというコピーを使ったのは正解だと思います。なんかビジネスの用事はないけど、乗ってみたい飛行機です。


月曜日, 12月 18, 2006

重量オーバーかよ


先日、タイ・マレーシアと約10日間の予定で旅をしてきました。チケットは東京-バンコク間を手配して、後はバンコク-クアラルンプールをAirAsiaでゲット。AirAsiaには本当に助かります。でも、最近は航空券の値段より遥かに燃料税が高くて、実際はかなり安いんですが、高く感じてしまいます。原油価格下がれ~。
東京-バンコクはNWのA330。比較的新しい飛行機ですから、結構快適です。なぜか機内食がおいしかった。(もちろん機内食にしてはという意味だが)
バンコク-KLは空港でハンバーガーと飲み物をゲットして機内へ。なんともぼろいB737でした。まあ安いからしょうがないか。(NWは飲み物持ち込み禁止でしたが、AirAsiaは大丈夫でした)。クアラルンプールの空港は初めてだったのですが、なんとAirAsiaは別ターミナル。旅客数が多くて専用のを作ったということでしたが、うーむ、KLIA(クアラルンプール・インターナショナル・エアポート)のターミナルとまったく反対方向にあるのはなぜなんでしょう。KLIAから出ている電車に乗るためにバスに乗って移動。確か1.5RM(50円くらい)で行けますが、知らないとタクシーで行ってしまうでしょう。
さて、帰りもやはりAirAsiaなわけですが、荷物を預けるカウンターに並んでいたら前に並んでる人が、みんな何かもめている。なんだろうと思ったら、みんな重量オーバー。ほぼ全員。僕はどうだろうと内心ドキドキしていたら、あんなに小さなゼロハリが余裕の重量オーバー。なんと一人15kgだというのだ!えええ、近いとはいえ国際線でしょ。15kgはないでしょ。でも、カウンターの人は一向に言うことを聞かない。仕方なく荷物を外に出して一緒に行った友達とあわせて30kgということで事なきを得た。
しかし、どういう考えしてんだろ。結局手荷物で飛行機に乗るんだから同じじゃん。職員が荷物持つの重いからという理由なのか?・・・なぜ、行きは良かったんだ?・・・
帰りは最近AirAsiaで増えている真新しいA320。空港で買ったマクドナルドハンバーガーを食べながらこの会社はどうなっていくんだろう・・・などと余計な事を考えてしまった。
あ、あと、AirAsiaのディレイはどうにかしてほしい。無理なスケジュールで毎日必ずディレイするより、少し余裕があってスケジュール通りの運行をしたほうが長い目で見るといいような気がします。

月曜日, 12月 04, 2006

アリタリアの行く末


国営アリタリアが青息吐息となっている。まあ、イタリア人気質が災いしたのか放漫経営で行くべきところに行き着いたということなのか。国営というのもなんだかいまどきどうなんだろうという気もする。先日半分の株式を売却するとイタリア政府は発表したが、それで本当に再建できるのかどうかは疑問だ。
助けを差し伸べるかどうか迷っているのが、エールフランス─KLM。いまや巨大航空会社となった同社だが、さすがにアリタリアに関しては慎重なようだ。ところが、イタリアの政府の役人か政治家かわからないけれどなかなか決断しないAF・KLMに対して「イタリアは豊富な航空需要があって、アリタリア航空を買うかどうか迷うなんて信じられない。即買いだろ」というような発言をしている。おいおい、正気かよ。豊富な航空需要があるのに散々赤字垂れ流した会社買うんだぞ。そりゃ慎重にもなるよ。AF・KLMによるアリタリア買収の話が出てからAF・KLMの株価は相当下がったそうだ。
まあ、イタリアに行ったときも思いました。イタリア人には航空会社は無理だろうと。

A350XWB開発決定

A380の遅延にあえぐエアバスがA340の後継となるA350の開発を決めたようです。これから開発して2013年頃に引渡しという感じです。うむむ。ボーイングにずいぶんと遅れをとってしまいましたねぇ。最終的にはかなりの機数を販売して利益が出るのでしょうが、ボーイングはさらにその上を行ってしまうわけです。航空機開発は莫大な資金が必要なだけあって回収するのも大変です。この遅れがエアバスにとって致命的にならないよう願っています。