
ええっ!お、お前は!!!!!
とんでもない光景が僕の目に飛び込んできた。
お前、マイレージだろ!
どっからどう見ても
君はマイレージ使った客だ。
なんと”彼”は、Tシャツにチェック柄の長袖シャツをはおり、ケミカルウォッシュのまだらなジーンズにスニーカー。黒のデイパックを肩に掛け、手にはニコンD70!
間違いなく
秋葉系航空ファンではないか!
”彼”はむさぼるようにファーストラウンジを活用しまくる。高解像度CCDを通してデータを記録しまくっている。
インターネットつなぎまくり、
歩きまくり、
食べまくり、
飲みまくっている。
違う。絶対に君は違う!
みんな見てるぞ・・・・
そんな彼はさておき、ゆったりと過ごそうではないか。
静かな時間を過ごすのがここでの一番の贅沢。
マガジンラックには最新の経済紙や経済マガジンが自由に持っていけるようになっている。なんとなく1冊ピックアップしてみる。話す相手もいないのでぼっーっとする。いいなぁ、この時間。
あっという間に時間は過ぎていく。
ファーストラウンジに搭乗案内が流れる。(機会音声じゃないですよ。)さて、搭乗ゲートに向かうか。
ちょっと早めにファーストラウンジを後にする。乗ってきたエレベーターを降りてちょっと歩くと、あれ、世の中はこんなに騒々しいのか、などと思ってしまう。
搭乗ゲートは第3サテライトの一番奥。予想以上に遠い~。
息を切らせて早めに搭乗ゲートに来たのには訳があります。何かというと、飛行機に真っ先に乗り込むこと。そう、あのアナウンスと共に搭乗ゲートに並ぶ。
「ただいまよりユナイテッド航空UA837の搭乗を開始させていただきます。まず、ファーストクラス、ビジネスクラスのお客様、および小さなお子様連れのお客様よりのご搭乗となります」
は~い。ファーストでーす。と内心思いながら搭乗ゲートをくぐる。
ボーディングブリッジを歩いていくと二股に分かれています。一番前のドアにつながっているファーストクラス直通ブリッジと、エコノミーやビジネスの方々が利用するブリッジ。
当然僕はファーストの方へ。
と思ってそちらにいこうとすると、その二股のところにたっていたグランドホステスのお姉さんに両手で制止された。
「お客様はどちらのクラスをご利用ですか」
「ふぁ、ファーストですけど...」
「あっ、大変失礼いたしました。こちらでございます」
ここで僕は思った。
さっき僕は”彼”を見て、どう見てもファーストの客には見えないな・・・などと思っていたのだが、自分もそうは見られていないのか?そうなんだろうな・・・。がっくし。一応総額20万位の格好はしてるんだけどなぁ。まあしょうがない。
先ほどのグラホスのお姉さんは真っ赤な絨毯の引かれたボーディングブリッジをわざわざ一番ドア付近まで案内してくれた。
ファーストクラスとはどんなものか。いよいよ機内に足を踏み入れた。
つづく
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