月曜日, 10月 29, 2007

携帯電話の電波


うーむ。前にも携帯電話や無線機のことをブログに書いて少なからず物議を醸してしまい、いろいろな意見が飛び交ってしまったことがあるのですが、懲りずにまた携帯電波ネタ。
先日、10月17日に、長崎空港で出発しようとしていたANA機の無線が使用できなくなった。乗客の1人が携帯電話の電源が入っていたことを申し出て、電源を切ると無線が正常に戻った。そのため、携帯電話が原因とみられていた。ぼくも、今回ばかりは、やっぱり携帯電波が影響しちゃったんだなぁと思っていた。

ところがである。総務省(なんで?)の調査で、無線が使用できなくなったのは、機長席のマイクコードの破損が原因だったことが分かったそうな。携帯電波が原因ではなかったのだ。

今や携帯電波が電子機器に影響を及ぼすということが常識になった。

が、その常識は、イマイチ科学的にはっきりと実証されていないのだ。特に携帯電波が航空機の電子機器に影響を及ぼすのかどうかは、いまだに議論の的。なぜなら、その状況を再現できないのです。「そういう話があったそうだ」ということはよく聞くが、それがいつどこで起こったかは不明。その話も信憑性が無い、うわさの域を脱しない。VOR等の誘導電波に影響が出るという意見もあるが、そういった実験結果があるならばどなたか教えていただけないだろうか。(出せるもんなら出してみろ、ということではなく、本当にそういう実験結果があるならば後学のために知りたいということです)

ぶっちゃけた話、200-300人も乗ってれば、必ず一個か二個は携帯の電源が絶対に入っています。はっきり言って、携帯の電源が一個も入ってない便なんて、よっぽど人が乗ってないか、人がちょっとしか乗れない飛行機か、貨物機だけです。では、どうしてほとんどの便で障害が出ないのか。
意図的に作り出す状況でも再現できないとなると、本当にそれが原因なのか?と僕は思ってしまう。

もちろん、影響の可能性があるのだからやめておこうというのは当を得たことだと僕は思う。しかし、ほとんどの人は、「可能性」ではなく、「根源」だと思い込んでいるだろう。正直その情報は、根拠が無いに等しいのだ。心配するのは、人の関心が、「本当の」原因ではなく、原因「らしい」ものだけに行ってしまうことだ。今回の”事件”は単純すぎるような原因だったので携帯の「冤罪」が証明された。でもこれから先、本当はもっと深刻な原因があるのに、「携帯の電源が入ってたからだろう」、という安易な結論に達してしまうことは無いだろうか。実際の機器の問題やヒューマンエラーだったのに、携帯が原因とされて真の原因が隠されてしまうことは無いだろうか。

確かに、昔、携帯に電話がかかってくるとCRTの画像が乱れ、スピーカからは雑音が出た。でも、PCが止まってしまったことも、CRTが煙を吹いたこともない。しかも、最近はそういった影響をまったく感じない。皆さんはどうだろうか。PCや液晶、スピーカの近くで携帯が鳴った時、又は電話した時、何か影響が出るだろうか。僕はDoCoMoのFOMA携帯だが、ぼくのPC環境では全く影響がでない。今もやってみたが、全くだ。恐らく使われている周波数帯、電波の強さ、そして電子機器の耐電磁性が増しているのだろう。

もし本当に、携帯電話の電波によって墜落に至るような事態が発生し、実際にそうなる可能性が確証され、携帯が一個も飛行機に乗っていないことが証明されないなら、僕は飛行機には乗りません。なぜかって?テロリストなら真っ先に携帯を大量に持ち込んで一気に電源を入れますよ。それで飛行機が落ちるなら。

誤解の無いようにしっかりと書いておきます。
飛行機の中では携帯電話の電源は切りましょう。これはマナーではなく義務です。なぜなら、改正航空法で携帯電話の使用が禁止されたからです。科学的に証拠が曖昧だからという理由で電源を入れますと、50万円以下の罰金に処されます。これは立派な犯罪です。お気をつけください。


こちらの記事はとても興味深いです。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0410/29/news023.html

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