月曜日, 9月 24, 2007

ファーストクラス体験記5


なるほど、これがファーストクラスか。


広い・・広すぎる。
ビジネスクラスには何度か乗ったことがあるが、明らかに次元の違う広さだ。「人と並んで座っている」感がまったく無いのだ。

大きなシートに浅めに座り、前の足置きにつま先を触れさせようとするが、まったく届かない。(足が短いからだが・・・ガーン


もちろんシートは完全に独立していて隣や前や後ろが気になることはまずありません。むしろ、ペアで搭乗すると寂しく感じるんじゃないかな。

縦方向の長さは、窓の数でいうと3個半位です。

毛布、大きな枕と小さな枕がセットされている。残念ながらアメニティはこの路線では出ませんでした。

寝ているときなどは靴を脱ぐので、スリッパは必携です。Myスリッパを用意しましょう。

左の肘掛にはこの椅子を電動で動かすボタンやオーディオ類のボタンがずらっと並んでいる。早速グイグイ動かしたいが我慢する

帰りの飛行機で気づいたんですけど、通路側の肘掛は下におりるようになっています。外側のくぼみに手を入れてグッと引くと下にさがる。何のためかといいますと、フラット状態にしたときに下がらないと外に出られないんですよ。最初気づかなくて、トイレに行くたびに椅子を元の位置に戻していました。



ところで、なぜ5Aにしたかといいますと、まずは他の人がファーストをどのように乗りこないしているかを観察したかったからです。(実はこれは大正解だった。いきなり1Aなんかに乗ったら恥じかくところでした)。欲を言えば逆サイドの5Jの方が落ち着いてみんなを観察できたかも。最初の方にはこちらをお勧めします。

しかし、静かだ。乗客の話す声というものがほとんど聞こえない。

あれ、もうドアクローズ?もう一度後ろを見ると満席のビジネスとエコノミーが見える。もうみんな座っている。ファーストの乗客は僕を入れて5人。後ろは満席なのに申し訳ないなぁ。


感じのいいアジア系の客室乗務員が食事のメニューを持ってきた。ただ、はい、と渡すだけではありません。シートの脇に腰を落とし、僕より低い目線の位置で今日のメニューのページを開いて説明してくれる。

ホテルですね、ここは。

ここでひとつアナウンスがあった。連邦航空局の通達により、各クラスを仕切っているカーテンは開けたままにするとのこと。恐らくテロ防止関係のものだと思います。だから
後ろが全部見えます。
後ろから全部見られます。
うっ!


これだけくつろげると、待っている時間も短く感じます。


つづく

金曜日, 9月 14, 2007

ファーストクラス体験記4



機材は747-400だ。季節によっては777が運行している。

「○○様でいらっしゃいますか」

機内に入ったとたんにCAから声を掛けられた。

「お待ちしておりました。本日のお席はこちらとなっています。」

おお、なんと席まで案内してくれるのか。

予約時に指定してあった5Aの席に座る。

「本日、○○様のお世話をさせていただくのは、□□でございます。どうぞよろしくお願いいたします。早速ですが何かお飲み物をお持ちしますが、シャンパンはいかがですか」

もちろんシャンパンをいただいた。黄金の湖に泡が踊る。

一人の客に専属のCAが割り当てられる。日本人には日本人がつくらしい。もちろん、他のクルーも世話してくれるが大抵の事は日本語で対応してくれる。

さすがファーストを担当するだけあって、若い感じはあまりしないが自信に満ちた感じで接客してくれる。



ここで、ふと思い出した。
さっき搭乗口に大勢いたエコノミーな、あの人たちはどうしているのか。

後ろをチラッと見ると、大勢の人が並んでいて、一生懸命荷物を収納している。


普段の自分の姿か・・・。



なぜか一抹の寂しさを感じる。


つづく


日曜日, 9月 09, 2007

ファーストクラス体験記3


えっ!お、お前は!!!!!
とんでもない光景が僕の目に飛び込んできた。


お前、マイレージだろ!
どっからどう見ても
君はマイレージ使った客だ。

なんと”彼”は、Tシャツにチェック柄の長袖シャツをはおり、ケミカルウォッシュのまだらなジーンズにスニーカー。黒のデイパックを肩に掛け、手にはニコンD70!

間違いなく

秋葉系航空ファンではないか!

”彼”はむさぼるようにファーストラウンジを活用しまくる。高解像度CCDを通してデータを記録しまくっている。

インターネットつなぎまくり、

歩きまくり、
食べまくり、
飲みまくっている。

違う。絶対に君は違う!
みんな見てるぞ・・・・






そんな彼はさておき、ゆったりと過ごそうではないか。
静かな時間を過ごすのがここでの一番の贅沢。
マガジンラックには最新の経済紙や経済マガジンが自由に持っていけるようになっている。なんとなく1冊ピックアップしてみる。話す相手もいないのでぼっーっとする。いいなぁ、この時間。



あっという間に時間は過ぎていく。



ファーストラウンジに搭乗案内が流れる。(機会音声じゃないですよ。)さて、搭乗ゲートに向かうか。


ちょっと早めにファーストラウンジを後にする。乗ってきたエレベーターを降りてちょっと歩くと、あれ、世の中はこんなに騒々しいのか、などと思ってしまう。
搭乗ゲートは第3サテライトの一番奥。予想以上に遠い~。

息を切らせて早めに搭乗ゲートに来たのには訳があります。何かというと、飛行機に真っ先に乗り込むこと。そう、あのアナウンスと共に搭乗ゲートに並ぶ。

「ただいまよりユナイテッド航空UA837の搭乗を開始させていただきます。まず、ファーストクラス、ビジネスクラスのお客様、および小さなお子様連れのお客様よりのご搭乗となります」

は~い。ファーストでーす。と内心思いながら搭乗ゲートをくぐる。

ボーディングブリッジを歩いていくと二股に分かれています。一番前のドアにつながっているファーストクラス直通ブリッジと、エコノミーやビジネスの方々が利用するブリッジ。

当然僕はファーストの方へ。

と思ってそちらにいこうとすると、その二股のところにたっていたグランドホステスのお姉さんに両手で制止された。

「お客様はどちらのクラスをご利用ですか」

「ふぁ、ファーストですけど...」

「あっ、大変失礼いたしました。こちらでございます」


ここで僕は思った。
さっき僕は”彼”を見て、どう見てもファーストの客には見えないな・・・などと思っていたのだが、自分もそうは見られていないのか?そうなんだろうな・・・。がっくし。一応総額20万位の格好はしてるんだけどなぁ。まあしょうがない。

先ほどのグラホスのお姉さんは真っ赤な絨毯の引かれたボーディングブリッジをわざわざ一番ドア付近まで案内してくれた。


ファーストクラスとはどんなものか。いよいよ機内に足を踏み入れた。

つづく

月曜日, 9月 03, 2007

ファーストクラス体験記2

さてさて、早速ラウンジに向かいましょう。

手にはゴールドのチケットホルダーと、ゴールドのファーストクラスチケット。手荷物にはゴールドのラゲッジタグ。ゴールド尽くしですな。

まずは手荷物検査を通りましょう。金曜日のせいか結構混雑しています。

・・・
ピーーー!
いつものように、金属探知ゲートに捕獲された。なぜこう毎度なのだ・・・。
慣れたもので早速靴を脱ぎ、入念なチェックをいれられます。こういうところはファーストも何も関係ありません。
靴を履いて荷物を受け取ったらラウンジに直行だ。

成田のファースト・インターナショナル・ラウンジはユナイテッドの登場ゲートのある第3サテライトにある。
最近リニューアルされたぴかぴかのラウンジ。大きなガラス張りの入り口はビジネスクラスやレッドカーペットクラブ会員の部屋と共通。ファーストラウンジは2階だ。

大きなガラスの自動扉が開くと何人かの女性が一斉にこちらを向きます。そこで間髪いれずゴールドのチケットホルダーをちらつかせます。
すると女性の一人が近づいてきて、

「ファーストラウンジでいらっしゃいますね。こちらでございます」

といってエレベーターまで案内してくれてボタンを押してくれます。

「ごゆっくりどうぞ」

にこやかな笑顔で送り出してくれる。

たった1階上にあがるだけなのに、なんという優越感

・・・あれ、何でエレベーター動かないんだ?

うっ2階のボタンは自分で押すのか・・・不覚!

ひょいと”2”のボタンを押すと当然ながら2階へと動き出した・・・。
・・・



「ファーストの世界」へと押し上げてくれるエレベータの旅は10秒もかからず終わり、ドアが開く。
さあラウンジだ。




中に入るとセルフのバーカウンターがある。なにやらオードブルや軽食のようなものがたくさんおいてある。飲み物も各種あるようだ。お、ワインもあるな。
こちらは後で来るとして、まずは座席を確保しよう。
やはり飛行機の見える窓際の席がいいだろう。
と思ったのだが、結構人がいてなかなか空いている席がない。
四人がけのボックス席なのだが、一人ビジネスマンが座っているボックスに僕も陣取ることにした。


ファーストラウンジの様子だが、想像していたよりもちょっと狭いかも。ただ、想像が膨らみすぎていたので狭く感じただけかもしれません。実際はかなり広いはず。
明るくて品のいいインテリアです。飛行機が駐機しているところの目の前というのもいいですな。
座席を確保したら今度は食べ物飲み物を調達に行こう。

最初、オードブルやワインなどに目が奪われていたのだが、やはりここで飲んでおきたいのは
ビール。
自動で泡まで作ってくれるビールサーバーがあるんですよ。
ファーストラウンジで飲む生ビール。
くぅぅ~、サイコー!

まあ、ここであまりはしゃぐと、素性がばれてしまうのでそこそこに。ゆったりとくつろぎながらビール、オードブル、サンドイッチ。いい気分。


写真撮りたいなぁ。ビデオ撮りたいなぁ。元々平民の僕はその欲求を抑えるのが大変である。
ここでデジカメで写真とりまくったり、ビデオ撮影しながら「ファーストラウンジはこんなとこでぇ~す」なんて言えるような雰囲気は微塵もない。
誰も見ていないところを見計らってコソコソ撮るのが精一杯。う~ん。欲求不満・・・。



ラウンジにいる人はどんな人か。
へぇ~、世の中のファーストな人たちってのは、こういう人たちなんだぁ。結構普通の人だな。
やっぱりビジネスマン風の人が多い。半分くらいの人がパソコンの画面とにらめっこしている。
でもどの人も生活に困っているような一般人ではなさ・・そ・・・・あ、あれ!?


っ!お、お前は!!!!!

とんでもない光景が僕の目に飛び込んできた。

つづく